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ミルクを新生児期から多く与えると、その後の体重増加に影響する?

2018年1月、Nutrition Journalに、早期からの調合ミルク多量摂取がその後の成長や過体重にどのような影響を与えるかを調べた研究論文が掲載されました。

 

生後間もない時期からミルクを多量摂取した場合の影響

この研究には、中国のTongji Maternal and Child Health Cohort (TMCHC) 研究のサブグループから収集されたデータが用いられています。

最終的に評価対象となったのは、計1093人の新生児のデータです。生後3、6、12ヵ月時点での体重・身長が、3つのグループ[調合ミルク摂取なし群(母乳摂取群)、調合ミルク少量摂取群(<840mL/日)、調合ミルク多量摂取群(≧840mL/日)]ごとに評価されました。

この報告では、検討の結果として、生後まもない時期からの調合ミルクの多量摂取が、その後の体重増加や過体重に影響すると結論づけられています1)

 

第一子は生後2ヵ月から完全母乳栄養

私はもともと、完全母乳栄養で育てたいと思っており、第一子は生後2ヵ月ごろから完全母乳栄養でした。生後10ヵ月から保育園へ行くようになると、離乳食の進みがよかったからか、自然と授乳の必要がなくなり、すんなりと卒乳に至りました。

ちなみに、卒乳後に知ったことですが、授乳期間が長いとママの糖尿病発症リスクが低下するという報告もあるようです2)

 

母乳栄養で育てた第一子では、体重の増え方は標準的で何も問題がなかったため、第二子以降も同じように母乳で育てたいと考えていますが、次はもう少し長く授乳してみようかなと思う次第です。

 

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1)Huang J. et al., Nutr J., Early feeding of larger volumes of formula milk is associated with greater body weight or overweight in later infancy.(2018) 

2)Gunderson EP. et al., JAMA Intern Med., Lactation Duration and Progression to Diabetes in Women Across the Childbearing Years: The 30-Year CARDIA Study.(2018)