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結婚・出産・復職を経て考えること

親族イベントの調整は誰がするのがよい?

結婚したり子どもが生まれたりすると、親族イベントが急増します。旅行や誕生日のほか、親関連では還暦や米寿・金婚式銀婚式、子ども関連ではお宮参り・初節句お食い初めなど、各種お祝いは盛りだくさん。おめでたいことですが、その度に、いつ・どこで・どのようにやるか、誰を呼ぶかなどで悩むことも多いかもしれません。参加者が増えてくると意見もたくさん出てくるので、調整を進めるのもなかなか大変です。

妻が一人で調整役を担う場合

妻が主に調整役を担っている家庭は多いのではないでしょうか。私の育った家庭も、あらゆるイベントの調整役を母が一手に引き受けていました。
旅行へ行くとなったら、父の兄家族や祖父母らに声をかけるかどうかに始まり、仕事・学校・老人会の予定を聞いて日程を検討したり、旅程やアクティビティを考えたり。母は、各世帯の意見や希望を集約して父へ報告し、最終的な結論を導き出すわけですが、10人ほどの集団でこのようなイベントの調整・管理を行うのはなかなか大変です。
私の母は仕事をしていなかったので、一人でもなんとか調整役を務められたのだと思います。話を聞いてみると、本人も「専業主婦だからこれくらいやらないと」という認識で調整役を担ってきたようです。

共働きの子育て世帯で妻が調整役を担うのはデメリットが大きい?

共働きの子育て世帯である私たちの場合、私が一人で親族イベントの調整役を担うのは、できれば避けたいのが正直な気持ちです。
私側の親族を対象にした調整であれば、それほど気を使わずにささっとやってしまいますが、夫側の親族が対象の場合はそうもいきません。
各種イベントについて、盛大にしっかりやりたい派か、こだわりなしの何でもよい派かなど、夫側の親族、特に姑の考え方が分からない状態で調整を進めるのは、とても気を使います。いちいち悩みや躊躇が生じるので、時間もかかります。
にもかかわらず、仮に姑の希望を汲み取れず、意に反した結論を導き出してしまった時、嫁としての評価は下がるでしょう。
このようなことから、私が一人で調整役を担うのはデメリットが大きいと考えています。

夫婦がそれぞれの親族代表となって調整を進める

そこで、私たちは、夫婦それぞれが互いの親族を対象に調整を進め、集約した情報を夫婦で共有して結論を出すという体制をとっています。
持ち寄った意見や希望が異なる場合は、親族代表としての責任と自覚をもって、夫婦間で議論を交わします。各親族が譲れる部分とそうでない部分の微妙な加減を、私も夫もそれぞれ分かっているので、調整もしやすいというわけです。
確かに、調整役が2人いるために自分の判断で結論を出すことができず、それが逆に面倒なときもあります。しかし、夫側の親族に対して気を使って疲れるというようなことはなく、夫の意見や希望もしっかり聞いたうえで調整ができるので、私たちにとってはよい体制だと思っています。


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