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結婚・出産・復職を経て考えること

共働きの子育て世帯で、家事タスクをこなす方法

共働きの子育て世帯では、洗濯や掃除などの家事タスクをどのようにこなしていくかについて、悩む場合も多いのではないでしょうか。私たちは、家事タスクをこなすための「手段」に資産を配分する方法を選択しています。

 

子どもが生まれると、今までの方法では家事タスクがこなせなくなる

共働き世帯での家事タスクのこなし方としては、得意不得意を考慮して家事タスクごとに担当を決め、効率をあげる方法が考えられます。また、少しくらいの汚れは気にせずに洗濯や掃除の頻度を減らすなど、家事タスクそのものを削減する方法もあります。

夫婦二人だけの生活であれば、これらのような方法によって家事タスクを上手にこなしていけるかもしれませんが、子ども(特に小さな子ども)がいる場合はそうはいきません。夫婦二人だけの生活と比べて、家事タスクの量が絶対的に増える上に、子どものために費やす時間も新たに生まれるからです。

特に共働き世帯では、子どもとの生活が始まると、家事タスクをこなす方法を再考する必要が生じてきます。

 

家事タスク再考のきっかけは、復職目前にいだいた危機感

それでも子どもが生まれてからしばらくは、私が育児休暇中の身であったので、家庭全体では時間的な余裕があり、夫婦二人だけの生活時と同様の家事タスクをこなしていました。しかし、子どもに費やす時間を確保しながら家事タスクをこなそうとすると、私の就寝時間は遅くなりがちです。

このまま復職したら生活が破綻する……。復職の2ヵ月前くらいから、急に不安になりました。家事タスクをこなす時間と子どもに費やす時間を、生活の中で素直に確保しようとすると、睡眠時間を削ることになってしまうからです。

私たち夫婦の場合、睡眠時間の減少は、仕事でのパフォーマンス低下と、精神的・肉体的疲労の蓄積を引き起こし、結果的にQOLを低下させることが過去の経験から分かっていました。

そこで、そのような事態を防ぐため、家事タスクのこなし方を再考するための話し合いの場を設けました。そして、自分たちが必ずしも手を動かさなくてもよい家事タスクを選定し、機械や専門業者を活用することを決めました。

 

家事タスクをこなすための「手段」に資産を配分する

具体的には、ロボット掃除機や食器洗い/乾燥器を導入したり、エアコンや浴室の掃除を清掃業者に頼んだりしています。

結果として、私たちは今、こなしたいと考える家事タスクはおおよそ全てこなし、子どもとの時間を確保しても、睡眠時間を削ることなく生活できています。さらに、掃除に関していえば、外出中に掃除機をかけることができるので、掃除機をかける時間が削減できただけではなく、掃除機をかけなくてはと思いつつもかけられないことによるストレスからも解放されました。

家電購入時や、業者への支払い時の経済的負担は、決して小さくないですが、費用対効果はよいと感じています。限られた資産をどこに配分するかは家庭によってさまざまだと思いますが、私たちは、家事タスクをこなすための投資を惜しまないことで、QOLを維持しようと考えています。