国内の粉ミルクメーカーが製造した「乳児用液体ミルク」を子どもにあげられる日は近い!
2018年8月8日に、厚生労働省が改正省令を施行したことで1)、国内でも、乳児用液体ミルクの製造や販売ができるようになりました。第一子はすでに卒乳していますが、第二子では、乳児用液体ミルクが利用できるのではと今から期待しています。
液体ミルクを利用することで育児負担が減りそう
第一子は、基本的に母乳育児でしたが、状況によっては粉ミルクをあげることもありました。ただ、粉ミルクはたまにしか利用しなかったので、調乳の手際も悪く、粉ミルクの利用を手間と感じることがありました。外出時には、哺乳瓶や調乳用のお湯を携帯する必要があり、荷物が増えることもデメリットです。
一方で、乳児用液体ミルクは、調乳をしなくてすむため、必要なときにすぐに利用できます。誰でも簡単にあげられるので、普段、ミルクをあげなれていない夫や祖母に、急きょお願いすることになったとき、事前に説明などが不要な点も魅力的です。
普段から液体ミルクを利用して災害時に備えたい
2016年の熊本地震や、2018年7月の西日本豪雨、2018年9月の北海道地震で、海外から、支援物資として乳児用液体ミルクが届けられたように、乳児用液体ミルクは、家庭での災害時などへの備えとしても有用そうです。
ただ、「災害時に初めて乳児用液体ミルクを口にする」という状況には注意を要するかもしれません。災害時には、アレルギーなどが起きてしまった場合、すぐに受診できるかどうかわからないからです。
赤ちゃんによっては、温度や味の好みの問題から飲まないこともあるようなので、災害時に乳児用液体ミルクを利用しようと家庭で備えるなら、普段から乳児用液体ミルクをあげる機会をつくっておくといいのかもしれません。
日本経済新聞や食品産業新聞社のニュース記事によると、国内の粉ミルクメーカーが製造した製品が市場に流通するようになるのは2019年以降のようです。今すぐとはいきませんが、私たち消費者が乳児用液体ミルクを気軽に利用できるようになる日も近いですね。
1)乳及び乳製品の成分規格等に関する省令及び食品、添加物等の規格基準の一部改正について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000342402.pdf
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