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結婚・出産・復職を経て考えること

子育てサポートを受けるために大切にしたこと

共働きの子育て世帯では、急な仕事や家族の体調不良などで、子どもの面倒がみられずに困る状況がしばしば生じます。そのようなとき、私たちは、祖母らの力を借りていますが、子どもの面倒をみること以外の、祖母らの負担を極力減らせるように努めています。

 

仕事を急に休むと、翌日以降の自分の首をしめることに

私の仕事は比較的専門性が高いため、一部、他の人に変わってもらうことはできますが、厳密には代替できません。同時に、裁量性も高いという特徴があります。

専門性・裁量性が高いことは、スケジュールを含め仕事をコントロールできる点で、基本的には有利だと思いますが、急に休むことになった場合は不利に働きます。良くも悪くも、今日できなかった仕事があった場合、翌日以降に持ち越せるからです。そのため、イレギュラーで仕事を休むと、休み明けの自分の首をしめることになります。

 

いざというときに子どもを託せる「第3のサポーター」は絶対に必要

産前休暇に入る前、職場のベテランワーキングマザーから「共働きの場合は、自分以外に、面倒をみてくれる人や預け先を少なくとも3件は確保すべき」と言われました。仕事では急な案件が生じることもありますし、子どもを含め家族の体調不良は予期せぬタイミングで起こるからです。

保育園を利用せずに、祖父母らが自宅で保育するという選択肢もあると思いますが、私たちの場合は、私のほかに、(1)夫、(2)保育園、(3)祖母の体制で臨むことにしました。

 

サポーターが動きやすい環境を整える

第3のサポーターを祖母にお願いするにあたり、私たちはまず、子どもの面倒をみること以外の負担を極力減らす方法を検討しました。負担を最小限にし、祖母がサポートしやすい環境を整えることが、サポートを受ける側のマナーだと思ったからです。

負担を最小限にするためには、祖母が普段の生活の延長でサポートできる環境にすることが重要だと考えました。特に注目したのは、移動に関する労力です。

祖母は、日常的に、車を使って移動していました。その移動範囲は、車で片道30分程度です。長距離を運転したり、電車で移動したりすることはほとんどありません。

このことから、アクセスの悪い環境で祖母にサポートを依頼した場合、サポートに付随する移動そのものが祖母の大きな負担になることが予想されました。

 

通勤時間は増加するも、祖父母の家の近くに引っ越すことを決断

私たちは、祖母が私たちにアクセスしやすい環境を整えるために、祖父母の家の近くに引っ越すことにしました。

引っ越し後、夫婦の合計通勤時間は、1.6時間から2時間に増えましたが、私たちは、結果的によい判断だったと考えています。急な仕事で保育園へお迎えに行けないときなどにも気軽に相談でき、いざというときに遠慮せずにサポートを依頼できる環境をつくることができたからです。

祖母も、近いからサポートしやすいと、祖母の生活の範囲内で、無理なく引き受けてくれています。

 

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